お母さんは育てていなくて、勝手に育っているんだよ!
よく、長男に言っていました。今でも言っていますしそう思っています。
先生方や、友だち、おじいちゃんおばあちゃん、近所の方々、そして私たちお父さんお母さん・・・
今まであなたが出会った人々との関わりや、教わったこと、体験したこと・・・
そこから自分で考えて、行動してきて今のあなたがあるんだよ。と伝えています。
「育てる」なんて、すごいことはできないので。
一人前でも完璧な大人でもない私。ひとりの子どもも育てあげたこともない私。
なのに、育てるなんてすごいことはできると思っていなくて。
必要なことを必要なときに「応える」「伝える」という感覚で息子たちに接しているような気がします。
親子なんですが、生きている年数が違うだけで、対等なひとりの人として尊重しています。
子どもに育てられて、今の私がある気がします。
子どもたちのおかげで、知らなかった世界を知ったり学んだりすることのほうがたくさんあります。
子どもたちの興味関心のある世界のことを一緒に楽しんでみたり。
サッカーに興味のなかった私も、いつかは日本代表戦を観に行ってみたい!と思うようになりました。
私がどうすれば、もっとよくなるのかなと考えて行動してみたり。
夫によく言われるのですが、私の性格は変わった、そうです。
こんな子どもとの関わり方が、正解なのか、間違っているのかはもっと大きくならないとわからないですね。
素敵な考え方を持っていて、自分で考えて行動できる大人になってくれたらいいなあと思っています。
最近読んだ本に、こんなことが書いてありました。
子どもは、親が育てるのではなく、「勝手に育つもの」です。
びっくりして思わず夫と長男にこれ読んで!私の言っていることだ!と伝えてしまいました。
この後に、「勝手に育つ」ための条件が書かれています。
母親が楽しそうに生きていること。
「目の前のすべてのことを楽しむことができる」という物事のとらえ方を、実例として見せること。
こうなりたいですが、まだまだここまでには至っておりません。
日々の家事だって、仕事だって面倒だなあと思うときもあります。
子どもたちと過ごしている時間だって、次男にイヤイヤされたら疲れたりイライラもしますし、長男に怒ったりするときもあります。
そんな中でも、どうせなら、少しでも楽しくできないかな~、何とか何とか、うまくまわしていく仕組みづくりができないかなあ。と考えています。
これからも、試行錯誤しながら少しずつ前に進んで、
「いろいろあるかもしれないけれど、何だかんだ言って、おかあさんはいつも楽しそうにしているね」と言われるようになるのが目標です。
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