「人それぞれ」という言葉を別の文章で文字にした時、ふと違和感がありました。
この言葉には、個々の価値観や大切にしたいことを認めたり受け止めたりするような、温かさや優しさを感じています。
でも時に、「人それぞれだから。」と会話が終わってしまうような、距離が離れてしまうような雰囲気を感じることもあります。
時には、人それぞれの選択や、人それぞれの言動が認められにくいこともある。
複数の人が集れば、いろんな意見を尊重しながらも、一つの意見に着地しないといけない時もある。
使い方によって全く意味が異なってしまいそうな「人それぞれ」を、わたしは温かさや優しさをのせて表現できるのかなあ。
あれこれと考えをめぐらせてうちに、わたしにはまだ「人それぞれ」という言葉を使いこなせるほどの力はないので、代わりになるような表現を考えようと、ぐるぐると考え続けています。
文章だけで表現するって、難しいですね。
それでも文章を書いていると、こんなふうに思わぬところに考えがめぐっていく楽しさもあって、細々とでも書くことを続けられているのかもしれません。
そしてひとりごとのような書きかけの文章がどんどん増えているのに、ブログにはまとめられずにいる、この頃です。