わたしが好きで働いているのなら、我慢するしかないのかな・・・。
長男の育休後、復職からしてからの数年は仕事のストレスや慣れない育児との間で余裕がなくなってしまい、
よく、「なんで、わたしばっかり」という気持ちになっていました。
みんな仕事、家事、育児を両立しているのに、わたしはなんでできないんだろう、わたしもちゃんとやらないと、とも思っていました。
思考や感情の整理がうまくできなくて、よく罪悪感を感じたり、自己嫌悪に陥っていました。
わたしを救ってくれたのは、言葉でした。
このままじゃよくない。
なんとかしたいけれど、どうしていいのかもわからない。
そんな状況からわたしを救ってくれたのは、本や雑誌、webサイトで出会った言葉たちでした。
心に響いたり、なるほどと思った言葉は、きっとその時のわたしが必要な言葉でした。
もう元のメモが手元にないのでうろ覚えですが、当時、「頑張るってそんなに大事なことなの?毎日ニコニコと過ごしているだけじゃだめなの?」という内容の文章に出会って泣きました。
わたしにとって何が大切なのかを考え直すきっかけになったので、今でも覚えています。
心が動いた言葉、気になった言葉をノートへ書き写したり、ときに読み返したりしているうちに、少しずつ少しずつ、考え方や行動が変えられるようになっていきました。
できないことを、できるようにとがんばりすぎるのをやめました。
なくても大丈夫そうなものは手放しました。
だれかに頼っても、意外と大丈夫でした。
「それはちょっとどうなの・・・?」と思われることもあるかもしれませんが、わたし自身は納得していて、家族も認めてくれるのなら大丈夫だと思うことにしました。
そんなことを続けるうちに、「ちゃんとしないと」という気持ちがどんどん小さくなりました。
完璧になんてできるわけないのに、変に完璧主義だった自分を認められるようになって、そんなに頑張らなくてもいいよ、と思えるようになりました。
誰かをうらやむ気持ちも少なくなって、すてきなところやありがたいことがたくさん見つかるようになりました。
そしていつしか「なんで、わたしばっかり」という思いもなくなりました。
今でも救われ続けています。
今でもまだ、たくさんの言葉の力に救われているので、文章を読むのはやめられません・・・どちらかというと、救ってもらえるような言葉を探し続けているだけかもしれません。
迷ったり不安になることもありますが、以前のわたしと比べると切り替えが早くなったと思いますし、だんだんと自分を大切にできるようになってきたとも思います。
思考の癖を変えるには時間もかかることもありますが、周りの方を大切にするためにも、自分を大切にできるほうへ変わることも受け入れることもできるようにありたいと思っています。
これからも様々な文章から気づきを得られるように、頭も心もしなやかな状態でいられるといいなと思っています。