日々のきろく

自分の気持ちを大切に。感じたことを。

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エッセイが好きになってきました。

 

以前は読むのが苦手だった、エッセイ。

ビジネス系の本、暮らしに関する本、子育てに関する本・・・
エッセイ調よりハウツー調の本を好んで読んでいました。

 

誰かと比べてしまっていました。

実体験に伴った、考え方や悩み、すきなことや苦手なこと、失敗談や成功体験が書かれているエッセイ。

その人らしい考え方や価値観がはっきりしているものほど、それはこの方だからできるんじゃないかと思ったり、落ち込んだり、ただただすごい、と思うだけでした。

エッセイを読むと、私自身の軸やなりたい姿がないと認めざるを得ないのが嫌でした。

 

「その人らしさ」って、素敵です。

次男を出産する前、安静にと言われて1日のほとんどを布団の上でゴロゴロするしかなかった頃。

ふと、エッセイを読みたい気持ちになりました。
家族以外と話すことが少なくなって、人恋しくなったのかもしれません。

布団の上での生活では、他人と比べても今は仕方がない、と思えたのか、力を抜いてエッセイが読めました。

どんな分野であれ、その人らしい軸がある方は素直に素敵だなと思えましたし、素敵な考え方に触れると、私もこう考えられるようになりたいと前向きに思えるようになりました。

気分転換したいときには、思わず笑ってしまうエッセイにも助けられました。


そこからエッセイもいいな、と手に取るようになりました。

 

いろいろな考え方があるから、いいのですよね。

相変わらず大した人間でもありませんし、軸ができたわけでもないのですが、
エッセイを読むことで、いろいろな視点や考え方があることを知って、認められるようになってきました。


自分とは異なる価値観をすべて受け入れられるほどの心の広い人間にはなれませんが、そういう価値観や考え方もある、と認められるようになったり、この考え方もいいなと思えるようになると、私の中の「こうあるべき」という考え方が少しずつ小さくなってきました。

「白」か「黒」かをはっきりさせるだけではなくて、「グレー」の部分がすこしでも認められるようになると、心が楽になってきたような気がします。

自分の軸を作りながらも、読んだこと、聞いたことをきっかけに、私の中の白と黒の価値観の間にきれいなグレーを広げていきたいです・・・。